岩手町豊岡地区、絵本で知って 県立大生出版「この場所なあに?」

出版された絵本を朗読する高橋彩乃さん

 岩手県岩手町豊岡地区の歩みを紹介する絵本「この場所なあに?」が出版された。県立大の学生が現地活動を通して、開拓史や風景に光を当てた一冊。関係者は「豊岡地区を知る機会にしてほしい」と期待する。

 町役場で8日、報告会が開かれ、ともに4年の高橋彩乃さん(22)、村上輔(たすく)さん(22)が佐々木光司町長らに絵本を紹介した。豊岡地区自治振興会の北構(きたがまえ)政美会長(72)は「大変ありがたい。これからも形に残り、地域の宝になる」と感謝した。

 A4判で880円。県内の書店で購入できる。11日には、県立大の学生ら4人が県庁で達増知事に絵本の出版を報告する。

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