ヘッジス獲得のガーディアンズ ベサンコートをマーリンズへ放出

オースティン・ヘッジスとの契約合意が報じられたガーディアンズは早速、先月獲得したばかりの捕手を放出してロースターを整理した。日本時間12月11日、ガーディアンズは金銭トレードでクリスチャン・ベサンコートをマーリンズへ放出したことを発表。マーリンズはジェイコブ・ストーリングスをノンテンダーFAとしたことで捕手の層が薄くなっており、ピーター・ベンディックス編成本部長はレイズ時代からよく知るベサンコートを獲得することで2人目の捕手を確保した。

ガーディアンズ側の目的は、ヘッジスの正式加入に備えてロースターを整理することだ。日本時間11月7日にベサンコートをウエーバーでレイズから獲得していたガーディアンズだが、ヘッジスを呼び戻すことを決めたため、ベサンコートは余剰戦力に。正捕手ボー・ネイラー、控え捕手ヘッジスの体制が固まった以上、マイナー・オプションが切れているベサンコートをチームに残しておく意味はなく、ヘッジス加入のロースター枠を確保するためにマーリンズへの放出を決めた。

ガーディアンズでは余剰戦力という扱いになったベサンコートだが、マーリンズでは貴重な戦力となる。マーリンズはストーリングスを放出したため、ロースターの40人枠内に捕手が1人(ニック・フォーテス)しかいないという状況に。ベンディックス編成本部長は捕手を重要な補強ポイントの1つに挙げていたが、レイズGM時代からよく知るベサンコートを獲得するチャンスを逃さなかった。

現在32歳のベサンコートは2022年にアスレチックスで5年ぶりのメジャー復帰を果たし、この年はアスレチックスとレイズで合計101試合に出場。今季はレイズの正捕手格として起用され、自己最多の104試合に出場して打率.225、11本塁打、33打点、OPS.635を記録した。ディフェンス面ではフレーミングとブロッキングは平均以下だが、ポップタイムは非常に優秀で肩も強く、盗塁阻止能力の高さが光る。来季は年俸調停期間2年目のシーズンとなり、年俸は230万ドルと予想されている。

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