「俺のこと言ってるなって…」試合前の監督の言葉に奮起した久保建英、リーグ戦8試合ぶりのゴールに「決めないとやばいなと」

今季6点目を決めた久保建英[写真:Getty Images]

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、ビジャレアル戦のゴールを振り返った。
【動画】見事な連携から久保建英が右足で仕留める今季6点目!

9日、ラ・リーガ第16節でソシエダはアウェイでビジャレアルと対戦。この試合も先発出場した久保は古巣との対決に。すると大きな活躍を見せる。

38分には右CKからのクロスで先制ゴールをアシストすると、42分にはショートコーナーからのパスで2点目をお膳立て。そして前半アディショナルタイム4分には、ミケル・メリーノのパスをボックス内で受けて右足で流し込みリーグ戦8試合ぶりにゴールを決めた。

試合後、久保は『U-NEXT』のインタビューに応じ、自身のゴールについてコメント。「ゴールは決めるだけだったので、決めないとやばいなと思っていたので、流し込めて良かったです」と安堵を口にした。

メリーノからのパスについては「来るとは思っていましたけど、半信半疑だったので良い準備しておこうと。そしたら来たのでラッキーだと思って決めました」とコメント。「直接打っても良かったんですけど、前に侵入しようと。良いタッチになって、最後は右足になりましたけど、決め切れて良かったです」と、狙い通りだったという。

パフォーマンス自体はこれまでも悪くなかったが、ゴールから遠ざかることで不満の声もあがっていたが、「試合前に監督も名指しではないですけど、良いプレーをしているけどスコアポイントがない選手もいるから狙っていこうと言っていて、俺のこと言ってるなって思って。決められて良かったです」と、イマノル・アルグアシル監督の言葉からも遠回しに感じるものがあったという。

CKからはアシストとゴールの起点となっていた久保。「良いボールが蹴れていて、中には良い選手が揃っているので、今回みたいに直接だったり、そらしてファーだったりもあります。セットプレーは1つの武器だと思います」と、自信を持てているようだ。

そして3日後にはCLのインテル戦。すでにラウンド16行きは決まっているが、首位通過をかけた大事な試合となる。

「キツいです。今日もケガ人も出て、中2日での試合はハードスケジュールだなと思います。そういうところも乗り越えてこそ、チームとしても一皮剥けるので、一丸となって良い準備ができればと思います」

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