千葉県内企業の正社員「不足」5割超 建設業では7割超に

千葉県内の正社員「不足」5割超 建設業では7割超に

 千葉県内でも、建設業や物流業の「人手不足」に拍車がかかっています。

 民間の信用調査会社帝国データバンクは2023年10月、企業の「人手不足」の状況を調査し、千葉支店が県内350社についてまとめました。

 それによりますと2023年10月時点で正社員が「不足」と感じている県内企業は51.6%で、前の年の同じ月を1.3ポイント上回り、2006年の調査開始以来10月としては過去最多となりました。

 業界別にみると、トラック運転手などの時間外労働の規制が強化される「2024年問題」に直面する「建設」や「運輸倉庫」の不足感が際立ち、「建設」では7割を超えています。

 帝国データバンク千葉支店は、とくに建設業や物流業について「エネルギー価格の高騰などで収益が圧迫される中、人件費に充てる分を捻出できないという声も上がっていて、人手不足の加速に拍車がかかっている」と指摘しています。

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