ドジャースが2選手をヤンキースへ放出 大谷の「枠空け」が完了

日本時間12月12日、ドジャースとヤンキースのあいだでトレードが成立した。ドジャースはロースターの40人枠に登録されていたビクター・ゴンザレスとホルビット・ビバスの2選手をヤンキースへ放出し、ロースターの40人枠外の選手であるトレイ・スウィーニーを獲得。これにより、ロースターの40人枠には2つの空きが生まれ、契約合意している大谷翔平とジョー・ケリーをロースターに登録することが可能になった。なお、このトレードのあと、ドジャースはケリーとの再契約を正式発表している。

大谷とケリーのためにロースターの「枠空け」をしたいドジャースと、他球団とのトレードで投手陣のデプスが薄くなったことをカバーするために投手を獲得したいヤンキースの思惑が一致したトレードになった。ドジャースは40人枠を2つ空ける必要があり、ヤンキースの40人枠には空きが2つあったため、ロースター編成上もお互いの状況にフィットした取引になったと言える。

28歳のゴンザレスはメキシコ出身のリリーフ左腕で、メジャーデビューした2020年は15試合で防御率1.33をマーク。ポストシーズンでも8試合で防御率2.70と好投し、ワールドシリーズ制覇に貢献した。2021年は自己最多の44試合に登板したが、ひじの故障で2022年は全休。戦列復帰した今季は34試合に登板して防御率4.01を記録した。

ビバスは22歳のプロスペクト(若手有望株)で、今季はマイナーAA級とAAA級で合計135試合に出場して打率.269、13本塁打、63打点、25盗塁、OPS.788を記録。トレード成立後、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングではヤンキースの10位にランクインしている。

スウィーニーは23歳のプロスペクトで、2021年ドラフト1巡目(全体20位)指名でヤンキースに入団。今季はマイナーAA級で100試合に出場し、打率.252、13本塁打、49打点、20盗塁、OPS.778を記録した。トレード成立後、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングではドジャースの18位にランクインしている。

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