またもVARで人為的ミス…ベルギーでオフサイドの誤審、クラブは再試合を要求

[写真:Getty Images]

ベルギーで誤審が発生。クラブは再試合を要求している。
【動画】VARの完全なミスで取り消されてしまったゴール…試合はドロー

問題の誤審が生まれたのは、12日に行われたじゅピラー・プロ・リーグ第17節のメヘレンvsクラブ・ブルージュの一戦だ。

試合は0-0のゴールレスドローに終わったが、問題のシーンは72分に発生。ボックス内左からのクロスに対し、イゴール・チアゴがヘッドで合わせてゴール。しかし、これはオフサイドで取り消されていた。

VARも介入したはずの試合だったが、オフサイドの判定。しかし、これは間違った判定であり、オンサイドだった。

クラブ・ブルージュはベルギーのプロ審判委員会に苦情申し立て。「人為的ミス」と認められた。

今シーズンはプレミアリーグでも人為的なミスによるオフサイドでのゴール取り消しが試合結果に影響を与えており、トッテナムとリバプールの試合ではルイス・ディアスのゴールが明らかな誤審で取り消され、VARと主審のやりとりにも問題があることが判明。敗れたリバプールのユルゲン・クロップ監督は再試合を要求していた。

クラブ・ブルージュはこの件について声明を発表。また、VARと主審のやりとりを公開するように求めている。

「このミスが後を引かないようにすることが(クラブにとって)重要なことだ」

「クラブ・ブルージュは、フィールド上で起きた人為的なミスを受け入れることができる。しかし、これは人的ミスではなく、プロによる技術的ミスだ」

「VARは、試合を決定する段階で、試合から人為的なミスを技術的なサポートによって取り除くために設置されている。もしVARが解釈できないような試合を決定するエラーを犯した場合、これはプロによる技術的エラーとみなされなければならない。必要に応じて、試合をやり直す必要がある」

これが決まっていれば勝利していた可能性もあるクラブ・ブルージュ。間違いを認めることは評価されるが、それによって大きく左右される試合結果がそのままであることは本当に正しいのだろうか。

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