飼い殺しのファン・デ・ベーク、1月にフランクフルトにレンタルの可能性浮上

今季も出番がほとんどないファン・デ・ベーク[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドで不遇の時間を過ごし続けているオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベーク(26)だが、1月にレンタル移籍に出される可能性があるようだ。

アヤックスで育ったファン・デ・ベーク。エリク・テン・ハグ監督の下でその才能を伸ばすと、2020年9月にユナイテッドへと完全移籍する。

しかし、ユナイテッド移籍後は期待とは裏腹に出番が満足に得られない状況。2021-22シーズンも状況は変わらず、シーズン後半はエバートンにレンタル移籍するもすぐに負傷しここでも結果を残せない。

テン・ハグ監督がユナイテッドで指揮を執るようになった2022-23シーズンも状況は変化せず。一方で、高額な移籍金もあり、買い取り手も見つからない状況だ。

それでも今冬にはチームを去る可能性があるとのこと。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、ドイツが新天地になる可能性があるようだ。

興味を持っているとされているのがフランクフルト。1月には中盤を支えるMFエリス・スクヒリがチュニジア代表としてアフリカ・ネーションズカップに出場する可能性があり不在に。また、MFセバスティアン・ローデも負傷しており、年明けまではプレーできない状況であり、その先も不透明だ。

中盤が非常に薄くなっている状況だが、その穴埋めに最適と見られているのがファン・デ・ベーク。どのポジションでもプレーが可能な上、出番がない今であればもってこいという考えだ。

サラリーがネックになるとも見られているが、ファン・デ・ベークは「お金がモチベーションではない」と明言しており、出場機会を得るための移籍は待ち望んでいるものかもしれない。

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