ロイヤルズが先発補強 右腕セス・ルーゴと3年4500万ドルで合意

MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、先発補強を目指していたロイヤルズはパドレスからFAとなっていた右腕セス・ルーゴと3年4500万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。年俸は各年1500万ドルで、2年目終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利が付属していることが報じられている。ロイヤルズは先発補強を目指し、マーカス・ストローマン、ルーカス・ジオリト、ジャック・フラハティ、マイケル・ワカらに興味を示していることが報じられていたが、まずはルーゴを手に入れた。

MLB公式サイトでロイヤルズを担当するアンネ・ロジャース記者によると、ロイヤルズがルーゴ獲得に興味を示したのは今オフが初めてではなく、昨オフにも獲得を検討していたという(ルーゴはメッツからFAとなってパドレスと契約)。

現在34歳のルーゴは、メッツ時代は主にリリーフで起用され、2019年に自己最多の21ホールド、2022年には自己最多の62試合に登板して16ホールドを記録したが、先発挑戦を希望してパドレスと契約。今季は26試合に先発して146回1/3を投げ、8勝7敗、防御率3.57、140奪三振をマークして先発でも十分に通用することを証明した。シーズン終了後、ルーゴは選手オプションを破棄してFAに。より好条件の契約を得ることを狙っていた。

ロイヤルズがFA選手とこれほどの契約を結ぶことは珍しく、ルーゴの3年4500万ドルは、アレックス・ゴードンの4年7200万ドル、イアン・ケネディの5年7000万ドル、ギル・メッシュの5年5500万ドルに次いで球団史上4番目に高額なFA契約となる。2020年代に入ってからは、総額2000万ドルを超えるFA契約は初めてである。

ルーゴはコール・ラガンス、ブレイディ・シンガー、ジョーダン・ライルズとともに先発ローテーションの一角を担うことになる。残りの1枠は若手に競わせることになるかもしれないが、もう1人、計算できる先発投手の獲得に動く可能性もありそうだ。

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