パイレーツの若き正捕手候補ロドリゲスが右ひじ手術で来季全休へ

日本時間12月13日、パイレーツは23歳の正捕手候補、エンディ・ロドリゲスが右ひじの内側側副靭帯と屈筋腱を修復する手術を受けたことを公表した。復帰には10~12ヶ月を要するとみられており、パイレーツは「2024年シーズンを全休する見込みだ」としている。今年7月にメジャーデビューを果たし、来季は正捕手としての活躍を期待されていたロドリゲスだが、ウィンター・リーグの試合でスイングした際に右ひじを負傷。残念ながら2024年シーズンを全休することがほぼ確実となった。

ドミニカ共和国出身のロドリゲスは2022年にマイナーで打率.323、25本塁打、95打点、OPS.997の好成績をマークしたことで評価が急上昇。2023年シーズン開幕前には「ベースボール・アメリカ」のプロスペクト・ランキングで全体23位という高い評価を受け、フューチャーズ・ゲームにも選出された。

オールスター・ブレイク明けの日本時間7月18日にメジャーデビューすると、57試合に出場して打率.220、3本塁打、13打点、OPS.612を記録。守備面では盗塁阻止で平均以上、フレーミングでも平均レベルの数字を残し、守備防御点+3と大健闘を見せた。

パイレーツには2021年ドラフト全体1位指名のヘンリー・デービスという若手捕手もいるが、より守備力の高いロドリゲスが捕手として起用され、デービスは外野手として出場機会を得ることになった。ベン・チェリントンGMは先月行われたGM会議の際に、デービスにも捕手としてプレーさせるプランがあることを明かしていたが、ロドリゲスの離脱により、デービスの捕手としての出場機会は大きく増加する可能性もある。

パイレーツのロースターの40人枠内には、ほかにジェイソン・ディレイ、アリ・サンチェスという2人の捕手がいる。ロドリゲス不在でもなんとかやりくりできる状況ではあるが、ロドリゲスの穴を埋めるために、マーティン・マルドナード、タッカー・バーンハート、ジェイコブ・ストーリングスといったベテラン捕手の獲得に動く可能性もありそうだ。

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