Rソックスがクリスウェルとメジャー契約 1年100万ドルで合意

米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、レッドソックスはレイズからノンテンダーFAとなっていた右腕クーパー・クリスウェルと1年100万ドルのメジャー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。レッドソックスは今オフ、「質」と「量」の両方で投手補強を目指しているとみられており、クリスウェル獲得は投手層に厚みを加えるため、すなわち「量」の部分の補強と言える。マイナー・オプションも残っており、必要に応じてメジャーとマイナーを行き来することになりそうだ。

現在27歳のクリスウェルは2018年ドラフト13巡目指名でエンゼルスに入団。マイナーで先発投手として育成され、2021年にメジャーデビューして1試合だけ先発した(2回途中6安打3失点で敗戦投手)。

2022年7月にウエーバーでレイズへ移籍し、この年もメジャーでの登板は1先発のみ(4回途中2安打1失点で勝敗つかず)。メジャー3年目の今季はロングリリーフ要員として10試合に登板して33イニングを投げ、1勝1敗、防御率5.73、27奪三振を記録した。また、今季マイナーAAA級では23試合(うち17先発)に登板し、4勝4敗2セーブ、1ホールド、防御率3.93をマークしている。

メジャー契約での獲得とはいえ、クリスウェルは開幕ロースター入りを保証されているわけではない。もちろん、スプリング・トレーニングで優れたパフォーマンスを見せれば、開幕ロースターに抜擢される可能性もあるが、基本的にはデプス要員という扱いになるだろう。マイナー・オプションが残っているため、レッドソックスは必要に応じてクリスウェルをメジャーに昇格させたり、マイナーに落としたりすることができる。

また、クリスウェルはサービスタイム(メジャー登録日数)がまだ1年にも満たないため、クリスウェルが来季思わぬ活躍を見せたとしても、レッドソックスは少なくとも6シーズンの保有期間を持つことになる。投手陣の「質」だけでなく「量」も必要としているレッドソックスとしては、ローリスクでハイリターンを得られる可能性もある、いい補強になったと言えるのではないだろうか。

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