大谷争奪戦 ジャイアンツもドジャースと同様のオファーを提示か

日本時間12月13日、ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長が電話を通してメディアの取材に応じ、ドジャース移籍が決まった大谷翔平の争奪戦についても言及した。ザイディ編成本部長によると、ジャイアンツは大谷とドジャースが結んだ契約と基本的には同様のオファーを提示していたという。大谷の契約に関しては、総額7億ドルのうち6億8000万ドルが後払いであることが大きな話題となっているが、ジャイアンツも同じことをする意思があったようだ。

ザイディ編成本部長は「彼が最終的に合意した契約と全く同じではないかもしれないが、我々からのオファーも遜色ないものだったと思っている」とコメント。「我々はメジャーリーグ史上最大の契約をオファーした。そんなことをしたチームは我々だけではないと思う」と語り、複数のチームがドジャースに匹敵するオファーを提示していたのではないかとの見解を示した。

ザイディ編成本部長は契約交渉のなかで大谷サイドから大規模な後払いの提案があったことを認めた(交渉したすべてのチームに対して提案したとみられている)。「彼は年俸以外にもたくさん稼いでいるから、後払いによってペイロールに柔軟性を持たせたいと考えたのだろう。それと同時に、非常に大きな契約総額を得るということ自体も重要だったのだと思う」とザイディ編成本部長。大谷サイドが大規模な後払いを提案したことにより、「7億ドル」というインパクトのある数字と「ペイロールに柔軟性を持たせる」ことの両立が可能になったというわけだ。

李政厚(イ・ジョンフ)との契約合意が報じられているジャイアンツだが、ザイディ編成本部長は先発投手1人と有望株マルコ・ルシアーノをサポートするベテラン内野手を獲得したいとの意向を示している。ジャイアンツは山本由伸の獲得に乗り出しているチームの1つであり、同地区ライバルのドジャースに大谷争奪戦に続いて敗れることだけは避けたいところだろう。

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