除雪車21台をV字型に編成し走行 成田空港で除雪訓練

除雪車21台をV字型に編成し走行 成田空港で除雪訓練

 本格的な冬の寒さに備え、千葉県の成田空港では12月13日、滑走路への積雪を想定した除雪訓練が行われました。

 成田空港で行われた除雪訓練には、作業員ら70人ほどが参加し、高速回転する幅6メートルの巨大なブラシが付いた空港専用の除雪車を出動させました。

 訓練は、滑走路に12ミリ未満の少量の雪が積もったことを想定し、21台の除雪車をV字型に編成して走行しました。

 成田空港では2023年1月、滑走路の凍結が原因とみられる航空機のスリップ事故が発生していて、成田空港会社は、滑走路に到着した航空機の誘導などを行う、グランドハンドリングの職員などとも連携を強化して、凍結防止剤を散布した場所などの情報を共有し、事故防止に備えたいとしています。

 成田空港会社滑走路保全部の渋谷俊行部長は、「2023年は暖冬が予想されるが、関係者一丸で体制を整えていく」と話しています。

© 千葉テレビ放送株式会社