有望株マウリシオの長期離脱がメッツの補強プランに与える影響は?

メッツは来季、ブレット・ベイティとロニー・マウリシオという2人の若手有望株に三塁のレギュラーの座を争わせる方針を固めていた。ところが、マウリシオはウィンター・リーグの試合で右ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負い、長期離脱が確実に。メッツは三塁手のプランの再検討を強いられることになってしまった。もちろん、ベイティにレギュラーを任せることもできるが、MLB公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者は、メッツがベテラン三塁手の獲得に動く可能性にも言及している。

FA市場にはゴールドグラブ賞4度のマット・チャップマンも残っているが、メッツが複数の若手レギュラー候補を抱えていることを考えると、大金を投じてチャップマンを獲得する可能性は低い。ディコモ記者はメッツが獲得を検討する可能性のあるベテラン三塁手として、ドジャースで本格ブレイクする前にメッツ在籍経験のあるジャスティン・ターナーの名前を挙げた。メッツは指名打者の枠も空いており、三塁でベイティとターナーを併用しつつ、ターナーを主に指名打者として起用するというプランはチーム状況にフィットすると言える。

MLB公式サイトは、メッツが獲得を検討する可能性のあるほかの三塁手として、ジオ・ウルシェラ、エバン・ロンゴリア、アイザイア・カイナー=ファレファといった名前を挙げている。ウルシェラとカイナー=ファレファはニューヨーク(ヤンキース)でのプレー経験もあり、複数のポジションを守れる選手であるため、ベイティのサポート役を任せるにはうってつけの存在と言えるかもしれない。

新たな三塁手を獲得しない場合でも、ベイティにレギュラーの座が保証されているわけではない。ベイティと同い年(24歳)のマーク・ビエントスもレギュラーの座を狙っており、先日加入したジョーイ・ウェンドルは三塁を守ることもできるユーティリティ・プレーヤーである。現有戦力で賄うのであれば、ベイティ、ビエントス、ウェンドルによる競争ということになりそうだ。

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