米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、ドジャースとレイズのあいだで２対２のトレードが合意に達したようだ。事前に報じられていた通りの内容となっており、ドジャースはライアン・ペピオとジョニー・デルーカという若手２選手を放出し、タイラー・グラスノーとマニュエル・マーゴを獲得。なお、グラスノーは来季終了後にＦＡとなるが、パッサン記者によると、今回のトレードはグラスノーがドジャースとの契約延長に応じることがトレード成立の条件となっているという。
先発投手の補強が急務となっているドジャースが先発ローテーションの柱となり得る右腕を手に入れた。現在30歳のグラスノーはメジャー８年目の今季、自己最多の120イニングを投げて10勝７敗、防御率3.53、162奪三振を記録。故障の多いキャリアを歩んできたが、エース級のポテンシャルを秘めており、新天地での本格ブレイクが期待される。
現在29歳のマーゴは来季が２年契約の２年目（2025年は球団オプション）。メジャー８年目の今季は99試合に出場して打率.264、４本塁打、38打点、９盗塁、OPS.686を記録した。ドジャースは正中堅手ジェームス・アウトマンと正右翼手ジェイソン・ヘイワードが左打者のため、右打者のマーゴはプラトーン要員としての起用が濃厚だ。
ドジャースが放出するペピオは26歳の右腕で、メジャー２年目の今季は８試合（うち３先発）に登板して２勝１敗、２ホールド、防御率2.14を記録。ブレイクの兆しを見せ、来季は先発の一角として期待されていたが、レイズに活躍の場を移すことになった。
デルーカは25歳の外野手で、今年６月にメジャーデビュー。今季は24試合に出場して打率.262、２本塁打、６打点、１盗塁、OPS.740という成績を残した。マイナーではＡＡ級とAAA級で合計73試合に出場し、打率.294、17本塁打、53打点、12盗塁、OPS.956をマークしている。
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