ブリュワーズが右腕クラークを獲得 マイナー2選手とのトレード

日本時間12月15日、ブリュワーズはロイヤルズとのトレードが成立したことを発表した。ブリュワーズはライアン・ブレイディ、キャム・デバニーという2人のマイナーリーガーを放出し、30歳の救援右腕テイラー・クラークを獲得。なお、ロイヤルズはFAのセス・ルーゴと3年契約で合意してロースターの40人枠に空きを作る必要があり、そのためにクラークを放出したとみられる(クラーク放出後、ルーゴとの3年契約が正式に発表された)。

クラークは2019年にダイヤモンドバックスでメジャーデビュー。当初は先発投手だったが、メジャー3年目の2021年からリリーフに本格転向し、2021年オフにノンテンダーFAとなり、ロイヤルズに加入した。

移籍1年目の2022年は47試合に登板して3勝1敗3セーブ、10ホールド、防御率4.04という自己最高の成績を残したが、今季は自己最高の58試合(うち2先発)に登板したものの、3勝6敗3セーブ、12ホールド、防御率5.95と成績が悪化。ただし、ホールド数はキャリアハイを更新した。

クラークはすでに年俸調停を回避してロイヤルズと1年契約を結んでいたため、来季の年俸は125万ドルで確定している。ブリュワーズはメジャーでも屈指の強力ブルペン(今季の救援防御率3.40はリーグ1位)を誇るチームであり、クラークは重要度の低い場面で実績を積み重ね、信頼を勝ち取っていく必要がありそうだ。

ロイヤルズへ移籍するブレイディは2022年7月にドラフト外でブリュワーズに入団した24歳の右腕で、今季はマイナーA+級とAA級で合計37試合に登板して4勝4敗1セーブ、6ホールド、防御率2.69を記録。一方、デバニーは2019年ドラフト15巡目指名でブリュワーズに入団した26歳の遊撃手で、今季はマイナーAAA級で103試合に出場して打率.271、11本塁打、47打点、6盗塁、OPS.823をマークした。

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