成長を見せる新鋭クアンザー、“相棒”ファン・ダイクもその将来に太鼓判を押す

写真:主力の離脱が続く中で台頭してきたクアンザー

リヴァプールに所属するU-21イングランド代表DFジャレル・クアンザーが、飛躍を遂げつつある今シーズンの自分自身について語った。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

20歳の新鋭であるクアンザーは5歳の頃からリヴァプールに所属する生え抜きで、昨シーズン後半のイングランド1部ブリストルへのローン移籍を経て、今シーズンはリヴァプールのトップチームでプレーしている。

チーム内ではセンターバックの主力だったジョエル・マティプが右ヒザ前十字靭帯断裂の大ケガを負って長期離脱に。その直後のプレミアリーグ第15節シェフィールド・ユナイテッド戦ではイブラヒマ・コナテがその代役を務めたが、続く第16節クリスタルパレス戦ではクアンザーが先発出場した。

着実に経験値を積んでいる現状について、クアンザーはこう語っている。

「ローン移籍をせず、リヴァプールにとどまって迎えたシーズン開幕当初は、今、実際にプレーしているような試合に出たいと思いながら過ごしていた。ジョエルに起こったことはもちろん残念だし、早く良くなってほしいけど、僕の目標は1日でも早く彼を乗り越え、プレミアリーグで先発するセンターバックになることだった。今後さらに多くのチャンスが巡ってくることを願っているし、とにかく突き進んで、ベストのセンターバックになりたいと思っている」

そんなクアンザーの成長ぶりを、センターバックのコンビを組むフィルジル・ファン・ダイクも認めているようだ。

「ジャレルは出場機会を得るたびによくやっていると思う。ローテーションがあったり、ケガ人が発生したりした時のために、彼は他の選手と同様、万全の準備を整えておかなければならない。リヴァプールにはそうした準備ができている選手ばかりで、イブー(コナテ)やジョーイ(ジョー・ゴメス)もいるけど、ジャエルも素晴らしいオプションになっている」

「若い世代の選手がトップチームにいて我々と一緒にトレーニングをしているのであれば、我々からすべてを吸収しなければならない。彼はナイスガイだし、向上心が強く、実際に多くを学んでいる」

「シーズン開幕当初、彼が今のような活躍をしていると言ったら、周りからは『嘘だろう』と言われるだろうね。彼の将来がどうなるのかはこれから明らかになるけど、かなり明るいものであることは間違いないよ」

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