高齢者対象「きつみん体操」に第2が誕生 下半身を鍛えるバランス取る動きなど追加【大分県】

元気にきつみん体操をする参加者=杵築市文化体育館
体操参加したきつみん

 【杵築】高齢者を対象にした杵築市のご当地体操「きつみん体操」に第2ができた。米国の民謡「線路は続くよ」のメロディーに合わせて、筋力の維持や介護・認知症予防に努めてもらう。高齢者サロンを活用した「週1通いの場」や、ケーブルテレビ「杵築どーんとテレビ」で周知していくという。

 きつみん体操は「きつ」くなく「みん」なでできるがコンセプト。市公式キャラクター「きつみん」の名前を冠し、2018年に完成した。日本健康応援サイトの「ご当地健康体操100選」に選ばれている。

 市医療介護連携課によると、第1は腕周りの運動が中心。元気な人からは「物足りない」との声が上がっていたという。

 第2の体操と歌詞を監修したのは第1に引き続き、杵築中央病院リハビリテーション部の河野礼治統括部長(65)ら。「下半身を鍛えるために、ワンランク上のバランスを取る動きなどを加えた。多くの市民に利用してもらい、健康寿命を延ばしてほしい」と話している。

 第2は、11月24日に市文化体育館で開いた「週1通いの場体操交流会2023」でお披露目した。市民約100人と、きつみんが参加。市の情景や祭りを盛り込んだ歌詞に合わせて体を動かした。参加者からは「第2の方が背筋が伸びて気持ちいい」「新しい体操ができてうれしい」と好評だった。

 問い合わせは市医療介護連携課(0977.75.2404)。

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