ドジャースが新戦力グラスノーと5年1億3500万ドルで契約延長へ

ドジャースとレイズのあいだで合意した2対2のトレードは、タイラー・グラスノーがドジャースとの契約延長に応じることが成立の条件となっていたが、ドジャースは無事にグラスノーとの契約延長を完了したようだ。日本時間12月16日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ドジャースはグラスノーと5年1億3500万ドルで契約を延長することで合意に至ったという。グラスノーの契約延長が合意され、今回のトレードはまもなく正式発表される見込みだ。

今回のトレードは、ドジャースがライアン・ペピオ、ジョニー・デルーカの若手2選手を放出し、レイズからグラスノーとマニュエル・マーゴを獲得するというもの。ドジャースは1年後にFAを控える2選手を獲得する一方、将来有望な2選手を放出するため、「グラスノーが契約延長に応じること」がトレード成立の条件となっていた。

グラスノーはもともと来季の年俸が2500万ドルに決まっていた(レイズとの2年契約の2年目)ため、新たに4年1億1000万ドル分の契約が追加された形となる。グラスノーは2025~27年の3シーズンで合計9000万ドルを得る予定で、2028年は年俸3000万ドルの球団オプション(ドジャースが破棄した場合は年俸2000万ドルの選手オプション)となっているようだ。よって、グラスノーに保証されている総額は来季の2500万ドル、2025~27年の9000万ドル、2028年の選手オプションの2000万ドルを合計して5年1億3500万ドルとなる。この1億3500万ドルのなかには契約ボーナスの1000万ドルが含まれていることも報じられている。

これで来季のドジャースはウォーカー・ビューラーとグラスノーが先発2本柱となり、3番手以降にはボビー・ミラーら若手が並ぶ布陣に。ただし、ドジャースは依然として山本由伸の獲得を狙っており、先発ローテーションはさらに強化される可能性がある。

また、2025年シーズンには大谷翔平がマウンドに戻ってくる。大谷が「キミのためにホームランを打つ」とグラスノーにアプローチしていたことも明らかになっており、2025年シーズンからは大谷とグラスノーがドジャース先発陣を牽引していくことになる(ビューラーは来季終了後にFA予定)。

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