ブレーブスがパドレスとトレード カーペンターと左腕カーを獲得

日本時間12月16日、ブレーブスはパドレスとのトレードが成立したことを発表した。ブレーブスはマイナーリーガー1名を放出し、ベテランのマット・カーペンターと左腕レイ・カーを獲得。パドレスからブレーブスに金銭が送られ、カーペンターの来季年俸550万ドルのうち150万ドルはパドレスが負担することになっている。ブレーブスはカーを獲得するために、カーペンターを引き取った形。ブレーブスにカーペンターの居場所はなく、他球団への再トレードの可能性が高いとみられている。

今回のトレードはブレーブスがカーを高く評価し、カーペンターを引き取ることを受け入れたことによって成立した。29歳のカーはメジャー2年目の今季、22試合に登板して27イニングを投げ、1勝1敗、防御率4.33、35奪三振を記録。平均96マイルの速球を武器に力強いピッチングを見せるサウスポーであり、マイナー・オプションが残っていることや2029年シーズンまで保有できることも含め、ブレーブスの目にはかなり魅力的に映ったようだ。

カーと一緒にブレーブスへ移ることになったカーペンターは38歳の大ベテラン。2022年にヤンキースで47試合に出場して打率.305、15本塁打、37打点、OPS1.138の大活躍を見せたため、パドレスは2年1200万ドルで獲得したが、今季は76試合で打率.176、5本塁打、31打点、OPS.641と全く打てなかった。カーペンターにはオプトアウト権があったものの、行使することなくパドレスに残留。ペイロール削減が必要なパドレスにとって非常に扱いにくい存在となり、550万ドルのうち150万ドルを負担する形でブレーブスに引き取ってもらうことになった。

パドレスが獲得したのはドリュー・キャンベルという26歳の外野手。2019年ドラフト23巡目指名でブレーブスに入団し、今季はマイナーAA級で78試合に出場して打率.254、9本塁打、30打点、10盗塁、OPS.711を記録した。パドレスはフアン・ソトとトレント・グリシャムを放出して外野手の層が薄くなっており、それを少しでもカバーする狙いがあるとみられる。

なお、ブレーブスは今オフ、マリナーズとのトレードで獲得したマルコ・ゴンザレスやエバン・ホワイト、エンゼルスとのトレードで獲得したマックス・スタッシをすぐに再トレードしている。カーペンターもブレーブスにとっては不必要な戦力であり、再トレードの可能性が高そうだ。

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