イチゴの盗難防止へ「いちご守り隊」が出陣式 「日本一のいちごのまち真岡」

 クリスマスを目前に本格的な出荷シーズンを迎えるイチゴの盗難を防ごうと、「日本一のいちごのまち」真岡市で15日にイチゴの盗難防止に向けたパトロール隊の出陣式が行われました。

 真岡市と真岡警察署、それにJAはが野の合同パトロール隊「いちご守り隊」は、4年前に発足。「道の駅にのみや」で行われたこの日の出陣式には、石坂真一真岡市長や生井弘道真岡警察署長ら、関係者約30人が集まりました。式では、JAはが野の国府田厚志組合長が「地域の資産であるイチゴの盗難をパトロール隊が一丸となって未然に防ごう」とあいさつしました。

 3つの団体による情報共有やイチゴハウス周辺のパトロールの強化などを確認した後、守り隊の隊長の警察官が、出発を宣言しパトカーなどでパトロールに出発しました。

 また、関係者は道の駅を訪れた人にイチゴとチラシを配り、いちご守り隊の活動と盗難防止を呼び掛けました。

 イチゴは毎年、窃盗の被害が報告されていて、真岡警察署によりますと、真岡市内では今年(2023年)1月に約135キロ27万円相当が、2月には約50キロ10万円相当が盗まれる被害が発生しているということです。

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