ドジャースがトレード成立を正式発表 グラスノーと5年契約を結ぶ

日本時間12月17日、ドジャースはレイズとの2対2のトレードが成立したことを正式発表した。ライアン・ペピオとジョニー・デルーカの若手2選手をレイズへ放出し、タイラー・グラスノーとマニュエル・マーゴ(プラス金銭400万ドル)を獲得。このトレードは「グラスノーがドジャースとの契約延長に応じること」が成立のための条件となっていることが報じられていたが、ドジャースはトレード成立を正式発表すると同時に、グラスノーと5年1億3650万ドルの契約を結んだことを発表している。

先発投手の補強が急務となっていたドジャースにとって、グラスノーは待望のエース候補となる。来季はレイズと結んでいた2年契約の2年目(年俸2500万ドル)だが、既存の契約を上書きする形で新たにドジャースと5年契約を締結。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、総額1億3650万ドルの内訳は以下のようになっているようだ。

2024年:契約ボーナス1000万ドル+年俸1500万ドル
2025年:年俸3000万ドル
2026年:年俸3000万ドル
2027年:年俸3000万ドル
2028年:球団オプション(3000万ドル)または選手オプション(2150万ドル)

現在30歳のグラスノーは故障が多い選手であり、メジャー8年間で規定投球回到達は1度もなし。今季の120イニングが自己最多である。しかし、2019年に12先発で6勝1敗、防御率1.78、2021年にも14先発で5勝2敗、防御率2.66をマークしたように、健康時のパフォーマンスは間違いなくエース級。今季は自身初の2ケタ勝利を挙げ、120イニングで162個の三振を奪った。新天地ドジャースではエース級のポテンシャルを完全開花させることが期待される。

現在29歳のマーゴは走攻守をバランスよく兼ね備え、外野3ポジションを守ることができるため、「4人目の外野手」として重宝する存在となりそうだ。ドジャースでは正右翼手ジェイソン・ヘイワードとのプラトーン起用が予想されているほか、正中堅手ジェームス・アウトマンが「2年目のジンクス」に陥った場合の保険としても機能するだろう。レイズと結んだ2年契約は来季がラストイヤーで、2025年は年俸1200万ドルの球団オプション(またはバイアウト200万ドル)となっている。

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