久保は終盤の決定機を生かせず…上位追走の狙うソシエダとベティスの一戦は痛み分け【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

久保建英の所属するレアル・ソシエダは17日、ラ・リーガ第17節でレアル・ベティスと対戦し0-0の引き分けに終わった。久保はフル出場している。

ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)最終節のインテル戦を引き分けで終え、グループステージ首位通過を決めたソシエダは、その試合の先発メンバーからサディクとムニョスをアンドレ・シウバとティアニーに変更した以外は同じメンバーを採用。久保は[4-3-3]の右ウイングで先発している。

リーグ戦2連続ドロー中のベティスに対し、立ち上がりからポゼッションで上回るソシエダは、アタッキングサードまでボールを運ぶがベティス守備陣を前になかなか効果的な崩しを見せられず決定機まで至らない状況が続く

それでもソシエダは26分、ボックス右から侵入したアマリ・トラオレが切り返しで相手DFのかわしクロス。これをゴール前のアンドレ・シウバが流し込んだが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。

さらに33分には、ペナルティアーク左手前からスビメンディがミドルシュートでゴールを脅かしたが、GKルイ・シウバが指先で触れたボールは右ポストに弾かれた。

立て続けの決定機をゴールに結びつけられなかったソシエダは、40分にイスコのチャンスメイクからアジョセ・ペレスに決定機を許したが、シュートは右ポストを直撃。

ピンチを凌いだソシエダは直後の41分、右サイドからダイアゴナルドリブルで持ち上がった久保のスルーパスでゴール前に抜け出したオヤルサバルのラストパスから最後はアンドレ・シウバがゴールネットを揺らしたが、これはオヤルサバルのオフサイドでゴールは認められず。

ゴールレスで迎えた後半、ソシエダは開始早々の48分に敵陣でFKを獲得すると、オヤルサバルの直接FKが右ポストを直撃。さらに69分には、右サイドからボックス中央手前まで切り込んだ久保が左足を振り抜いたが、シュートは枠の上に外れた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すが、膠着状態が続く。ソシエダは88分、サディクのラストパスから久保に決定機が訪れたが、シュートはGKルイ・シウバが好セーブ。さらにこぼれ球をから二次攻撃を仕掛けると、スビメンディのパスでボックス左から侵入したムニョスの折り返しをサディクがゴールに押し込んだが、これもオフサイド判定でゴールは認められず。

結局、試合はそのまま0-0でタイムアップ。上位追走を狙う両者の一戦は勝ち点1を分け合う結果に終わった。

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