15年以上の泡盛古酒60品がオークション 50年以上前に造られた山川酒造所「かねやま」が最高10万円 落札額2割を首里城復興へ寄付  

 熟成した泡盛を集めた第2回泡盛古酒ボトルオークションが17日、那覇市の首里城公園で開かれた。

 昨年に続き2回目の開催。15年以上熟成された泡盛60品が出品された。参加者は札を上げて入札。価格が決まり、競り人がハンマーをたたくと、会場から拍手が上がった。

 主催した沖縄美ら島財団によると、50本が落札され、落札額は72万7500円。最高額は50年以上前に造られたとされる山川酒造所の「かねやま」で、10万円の値がついた。落札額の2割は首里城基金に寄付される。

 2本を落札した会社員男性(47)は昨年に続いて参加。「古酒の魅力は味のまろやかさ。なかなか飲めないレアなボトルが落札できた」と話していた。(社会部・榧場勇太)

貴重な古酒が次々と競り落とされたオークション=17日、那覇市の首里城公園

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