きょう19日(火)は冬型の気圧配置が緩むため、北陸以北の日本海側では日中は雪が弱まりそうだ。ただ、一方で西日本では次第に雨や雪の範囲が広がり、東日本でも雲の多い多い空模様となる見込み。気温は全国的にこの時季としては低く、寒い一日となりそうだ。
冬型緩んで西から低気圧 西日本中心に冷たい雨や雪
きょうは北陸や北日本の日本海側では朝晩を中心に雪となるが、冬型の気圧配置が緩むため、日中は小康状態となりそうだ。ただ、すでに雪の量が多くなっている所があり、夜からは再び降雪が強まる所があるため、注意が必要となる。
一方で東シナ海には前線を伴った低気圧が発生し、夜にかけて四国の南まで進んでくるため、西日本で天気の崩れる所が多くなりそうだ。すでに九州にはまとまった雨雲がかかっており、雨雲はこのあと次第に東へと進む見通し。西日本では太平洋側ほど雨雲がかかりやすく、四国では午前中から、近畿でも夕方以降は雨となり、山沿いでは雪になる所もありそうだ。九州北部や山陰でも断続的に冷たい雨が降り、雪になる所もある見込み。
東日本もスッキリしない空模様
関東など東日本の太平洋側も別の低気圧や湿った空気の影響で雲が多く、スッキリしない空模様となりそうだ。雨は降っても局地的となりそうだが、関東では千葉県など沿岸部でにわか雨の可能性がある。北日本の太平洋側も北海道では晴れ間があるものの、東北では雲がとれにくい見込み。
平年を下回る寒さ
日中の気温は北日本や北陸を中心にきのうより高くなるが、それでも全国的に平年を下回る寒さとなりそうだ。東日本や西日本でも最高気温が10℃以下の所が多く、各地で真冬並みとなる見通し。日差しが少ない分、より空気の冷たさが身に沁みる一日となりそうだ。
(気象予報士・多胡安那)