海外インフルエンサー、六郷満山文化に触れる 豊後高田市の富貴寺では座禅など体験【大分県】

富貴寺で座禅体験をするチージーさん(左)=豊後高田市
富貴寺で撮影をするチージーさん

 【宇佐・豊後高田・国東】海外からの観光客を呼び込もうと、豊後高田、国東両市でつくる「六郷満山日本遺産推進協議会」は11、12の両日、マレーシア出身の人気インフルエンサー、チージーさんを招いたツアーを実施した。

 インスタグラムのフォロワーが40万人を超えるチージーさんに、体感した魅力を発信してもらうのが目的。

 チージーさんは宇佐市の宇佐神宮、豊後高田市の昭和の町や富貴寺の他、国東市の両子寺、文殊仙寺などを回った。富貴寺では静寂に包まれた早朝、座禅と写経をして日本文化を体験した。

 チージーさんは「大分県は美食や温泉のイメージが強かったが、国東半島での文化体験は驚きばかりだった。もっと深く文化に触れたいという海外の人には魅力的な地域で可能性を感じる」と話した。

 日本遺産は地域の文化財を通じて伝統や文化にまつわるストーリーを伝えて、地域活性化につなぐ文化庁の事業。六郷満山推進協議会は、鬼が仏になった里「くにさき」をテーマに地域の文化をPRしている。

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