子どもたちの防災意識高める 那須塩原市の小学校で「地域の安全と安心を守る防災講習会」

 子どもたちの防災意識を高め、防災に関連する仕事に理解や関心を深めてもらう講習会が18日、那須塩原市の小学校で行われました。

 那須塩原市の波立小学校で18日行われたのは、地域の安全と安心を守る防災講習会です。この講習会は大田原土木事務所と那須塩原警察署、黒磯消防署、それに建設業協会那須支部などが、将来を担う子供たちに、防災への意識を高めてもらうと同時に、地域の安全・安心を守る仕事に関心と理解を深めてもらうことが目的です。

 大田原土木事務所管内の3市町の小学校1校で毎年持ち回りで実施していますが、新型コロナウイルスの影響で今回が4年ぶりになりました。

 この日は、波立小学校の全児童70人が、建設業協会から贈られたヘルメットをかぶり、4つの班に分かれて土木事務所、警察・消防、建設業協会の重機、それにドローンの4つのコーナーを体験しました。

 土木事務所のコーナーでは、模型を使ってがけ崩れの仕組みを学んだり、重機のコーナーでは高所作業車で7メートルの高さまで上がったり、ショベルカーのアームを運転するなど、貴重な体験をしました。

 最後に児童が2人1組になって水防用の土のうづくりに挑戦し、出来上がった土のうを校庭に書かれた「波立小」の「小」の文字の上に並べていきました。

 児童たちは貴重な体験を通して、防災と防災に関連する仕事について学びました。

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