〝長野のここを変えたい〟県立大で意見交流会【長野市】

県は高校生や子育て世代の人たちとの意見交換会を開催しました。若者が遊べる場所がほしい…女性が生き生き暮らせる社会を作ってほしい・・それぞれの立場で率直な意見が交わされました。

■楠原由祐子アナウンサー
「進行役を務めるのは知事です。テーマは長野のここを変えたい。高校生から50代まで様々な立場で県の課題をぶつけています」

県立大学で実施された交流会は、学生に公開する形で行われました。魅力ある長野県にするためにどうすればいいのか一般市民9人がそれぞれの立場で意見を出し合います。

■大学生
「長野駅周辺にショッピングモールがないので若者が遊べないし、子ども連れ家族もゆったり過ごせないのを変えてほしい」

去年、東京から移住した上村遥子さん。9カ月になる子どもの育児中で複数の企業に所属するパラレルワーカーです。
「女性活躍」という言葉が管理職やリーダーになることと定義されがちなことに疑問を持っていると訴えました。

■上村遥子さん(37)
「女性活躍は、女性が自分らしく生き生きして生きて働いて人生楽しいと思える人が、どれだけいるか色んなロールモデルをたくさん出す必要がある」

■阿部知事
「行政側が主導して活躍しろというのではなく、女性側から(働き方を)選んでもらえるようにしたい」

交流会を実施した背景には4月に施行されたこども基本法があります。子どもに関わる政策に子どもの意見を反映させるよう義務づけるものです。これを受け県は当事者の声を聞こうと初めて企画しました。

■高校生
「自分の未来に関する視野が広がったと思います」

■上村遥子さん
「次の世代との交流価値観を認識しあって、旧来型の社会ではなく次の社会に向かってみんなで作っていきたい」

出された意見は今後政策に反映されるということです。

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