ベルギー代表とレアル・マドリードの正GKであるティボー・クルトワがUEFA EURO 2024（EURO）を欠場すると明かした。ベルギー『スポルツァ』が報じている。
クルトワは8月、今シーズンの開幕戦を控えたトレーニング中に、左ヒザの前十字靭帯を断裂する大ケガを負った。シーズン中の復帰が危ぶまれ、来年の6月に開幕するEUROへの出場の可能性も不透明だった。
クルトワは『スポルツァ』のインタビューに対し、こう語った。
「リハビリはとても順調だ。手術後の患部の悪化もない。大事なのは忍耐だ。マルコ・アセンシオ、ラダメル・ファルカオやミケル・オヤルサバル。同じケガを経験した選手からメッセージをもらったよ。みんな9カ月から10カ月経ってトップの状態に戻ったと言っていた」
同選手は復帰の時期について言及した。
「クラブは僕に100パーセントの状態まで回復することを望んでいる。クラブのその信頼を裏切りたくない。今シーズンは試合に出られなくても構わない。EUROの出場もないだろう」
「ベルギー代表のためにもハッキリさせた方がいいと思った。他に優秀なGKがいる中で、80パーセントの状態で戻るつもりはない。僕自身の名誉はさておき、EUROはベルギー代表のサポーターとして参加するつもりだ。そして、ベルギー代表が優勝することを願っている」
現在、ベルギー代表のGKはストラスブール所属のマッツ・セルスや、ヴォルフスブルク所属のクーン・カステールスが起用されている。
また、レアル・マドリードではウクライナ代表アンドレー・ルニンや夏にレンタル移籍で加入したスペイン代表ケパ・アリサバラガがGKを務めている。
