投打の二刀流選手として活躍する大谷翔平（ドジャース）だが、別のスキルにも注目が集まり始めている。ドジャースがレイズとのトレードを成立させるのに貢献したと言われる「リクルート能力」だ。大谷はタイラー・グラスノーにビデオメッセージを贈り、契約延長したうえでドジャースに加わることを促した。グラスノーは大谷からのラブコールに大感激。ブランドン・ゴームスＧＭによると、大谷はグラスノーのことを高く評価しており、喜んでビデオメッセージの撮影に応じたという。
グラスノーは日本時間12月19日に行われたZOOMでのメディア対応のなかで「大谷は僕にチームに加わってほしい、僕のためにホームランを打つ、2025年には一緒にローテーションを組みたい、と言ってくれたんだ」と大喜び。「彼が野球のフィールドでできることは狂っているとしか言いようがない。だから、彼からのメッセージは本当に嬉しかったし、ドジャース行きを決断するうえで大きなプラス査定になったよ。彼のリクルートは上手くいったと思う」と語った。
大谷が他の選手をドジャースへ勧誘するのはグラスノーが初めてというわけではなく、山本由伸がドジャー・スタジアムを訪れた際、大谷が契約交渉の場に同席していたことが明らかになっている。ゴームスＧＭは「我々はまだ才能のある選手を獲得したいと考えており、特に先発投手に関してはあらゆる選択肢を検討している。できるだけ層を厚くしたいからね」とコメント。ドジャースの戦力補強が続く限り、大谷の「リクルート能力」が生きる場面も出てくるだろう。
また、グラスノーと一緒にレイズからマニュエル・マーゴを獲得したドジャースだが、外野手の補強が完了したわけではないようだ。ゴームスＧＭは両翼を守る外野手を中心に、補強を検討し続ける意向を示しており、チームにフィットする選手がいれば、新たに獲得する可能性もあるという。
ただし、ゴームスＧＭはマーゴのことも重要な戦力として考えており、「外野をどこでも守ることができるのはチームにとって大いに役立つと思う。彼が多くの出場機会を得るのは間違いないだろう。素晴らしい守備力を持つ選手であり、打撃もいい。彼のような選手がいることで、ロースターは組みやすくなる」と話している。
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