イギリス『BBC』は19日、BBCスポーツ・パーソナリティー・オブ・ザ・イヤー2023の受賞者を発表。イングランド女子代表GKメアリー・アープス(マンチェスター・ユナイテッド)が選出された。
【写真】トロフィーを手にするドレス姿のアープス
同賞は、その年に最も成果を上げたと判断された、イギリス人の、もしくはイギリス国内を中心にプレーするスポーツ選手に贈られ、一般投票によって決定する。
アープスはサッカー選手としては史上7人目、女子選手としては昨季のベス・ミードに続く2人目の受賞者となった。2位にはクリケット選手のスチュアート・ブロード、3位には陸上七種競技のカタリーナ・ジョンソン・トンプソンが選出された。
今夏のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)ではイングランド初の決勝進出に貢献。決勝ではスペイン女子代表に敗れはしたものの、7試合で許したゴールは「4」。クリーンシートも「3」を数え、大会のゴールデングラブ賞も受賞した。
昨季は女子欧州選手権(ユーロ)2022で母国を初優勝に導き、ユナイテッドでもリーグ戦14度の完封試合を記録。クラブに初の女子チャンピオンズリーグ(UWCL)出場権をもたらした。
W杯後に販売されたGKユニフォームは5分で完売するなど、実力と人気を兼ね備える守護神は、受賞に際し、喜びと共にチームメイトへの感謝を言葉にしている。
「この数年は本当にすごかったですが、2023年は想像以上にワイルドでしたね。この賞を頂けて、本当に、本当に感謝しています」
「ライオネス(イングランド女子代表の愛称)とマンチェスター・ユナイテッドのチームメイトがいなかったら、私はここにいられなかったでしょう。私たちのこの数年、信じられないほどのことを達成してきたのですから」
「個人の栄誉はもちろん素晴らしいですが、それはチームの成功があってこそ得られるものです。これは私だけではなく、彼女たちに与えられたトロフィーでもあります」
