【MLB】パドレスが松井裕樹と契約に近づいていると米記者が報じる

写真:パドレスと契約した松井裕樹 ©︎GettyImages

日本時間12月20日、メジャーリーグ公式HP『MLB.com』は、パドレスが日本人リリーバーの松井裕樹との契約に近づいていると報じた。ブライアン・マーフィー記者によると、「今オフに投手の補強を優先しているパドレスにおいて、松井も獲得リストに加わる可能性がある」という。

仮に松井のパドレス加入が決まれば、パドレスにとって今オフ最初のフリーエージェント獲得となる。パドレスは、ジョシュ・ヘイダー、ニック・マルティネス、ルイス・ガルシア、ティム・ヒルがフリーエージェントとなり、スコット・バーロウがガーディアンズにトレードされ、リリーフ陣が手薄な状況となっていた。フアン・ソトがトレードでヤンキースに移籍し4人の若手投手を獲得したものの、実績不足は否めず。日本で長年活躍している松井に白羽の矢が立ったということだろうか。

守護神のヘイダーが抜けたため、現状では元阪神のロベルト・スアレスがその座を務めることが濃厚だが、松井が務める可能性も十分あるだろう。松井は東北楽天ゴールデンイーグルスに10年間在籍し236セーブを挙げている。10シーズンで659回2/3を投げ、防御率2.40を記録しており、大きなケガをしたことがないのも、パドレスとしては好材料だろう。

身長174cm、体重74kgと決してプロ野球選手としては大きな体ではないが、スプリットを駆使し、打者を翻弄する。ストレートも最速96マイルであり、スライダーも投じる。2023年シーズンは32.4%の奪三振率を記録しており、キャリア通算でも31.9%と高い奪三振率を誇る。

松井は2017年と2023年のWBCに日本代表として出場し、2大会を通して3回2/3を無失点に抑え、6つの三振を奪っている。

松井はこれまでにもカージナルスなどの球団と面談してきたことが報じられていたが、ダルビッシュ有とチームメートになるのだろうか。

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