横浜・ズーラシア、オットセイ展示場の整備完了 クラファンで改修費募り

飼育員の五十嵐さんとミナミアフリカオットセイのハジメ=19日、横浜市旭区のよこはま動物園ズーラシア

 よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)が初のクラウドファンディング(CF)で改修費を募ったミナミアフリカオットセイ展示場の整備が完了した。7月から工事のために休止していた展示も9日から再開し、快適そうに過ごすオットセイの姿が楽しめる。

 同園ではハジメ(雄・20歳)、ハッピー(雌・12歳)、ワン(雌・16歳)の3頭を飼育。これまで展示場には日陰がほとんどなかったため水温の上昇で水質が悪化し、目の疾患にかかりやすい状態だったという。

 「何とかしてあげたい」。飼育員らは日よけなどを設置する費用を、同園初の試みとなるCFで4月下旬から募集。目標金額を2500万円に設定した。

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