ブリュワーズが控え捕手を確保 エリック・ハースと1年契約を結ぶ

日本時間12月21日、ブリュワーズはガーディアンズからFAとなっていたエリック・ハースと1年契約を結んだことを発表した。控え捕手のビクター・カラティニがFAとなってアストロズと2年契約を結んだため、ハースは新たな控え捕手として正捕手ウィリアム・コントレラスをサポートする役割を担うことになる。年俸など契約条件の詳細は明らかになっていないが、サービスタイム(メジャー登録日数)的には今オフ初めて年俸調停権を取得したばかりのため、それほど大きな金額にはなっていないとみられる。

現在31歳のハースは2011年ドラフト7巡目指名でインディアンス(現ガーディアンズ)に入団し、2018年にメジャーデビュー。2020年1月に金銭トレードでタイガースへ移籍すると、翌2021年には98試合に出場して打率.231、22本塁打、61打点、OPS.745をマークした。

捕手としては平均以上の打力を持っているため、その打力を生かすために左翼手として起用されるケースも多く、2022年は自己最多の110試合に出場して打率.254、14本塁打、44打点、OPS.748を記録。しかし、今季は大きく成績を落とし、8月にはウエーバーで古巣ガーディアンズへ放出された。移籍後は3試合のみの出場にとどまり、今季トータルの成績は89試合で打率.201、4本塁打、26打点、OPS.528となっている。

ブリュワーズには「MLBパイプライン」が公開しているプロスペクト・ランキングで全体32位・球団2位にランクインしているジェファーソン・クエロという21歳の捕手がいるが、ハースを獲得したことにより、クエロの昇格を急ぐ必要がなくなった。クエロは今季マイナーAA級で90試合に出場し、打率.262、16本塁打、49打点、OPS.779を記録。有望株が集まるフューチャーズ・ゲームに選出されたほか、マイナー全体のゴールドグラブ賞も受賞した。つなぎ役のハースを経て、2025年からはコントレラス&クエロの体制になることが有力視されている。

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