メッツが山本由伸獲得に向けて「非常に真剣なオファー」を準備中

今季3億ドル以上のペイロールでスター軍団を形成しながらも期待外れのシーズンを過ごしたメッツは、来季を「移行期間のシーズン」と位置付けているとみられる。よって、大物選手の獲得に動く可能性は低いものの、唯一の例外となっているのが25歳の山本由伸だ。「SNY」のアンディ・マルティノ記者によると、メッツのスティーブ・コーエン・オーナーは山本獲得に向けて「非常に真剣なオファー」を準備しているという。大富豪のコーエン・オーナーの資金力は、山本獲得を狙う他のチームにとって大きな脅威となりそうだ。

コーエン・オーナーは山本獲得に向けて並々ならぬ意欲を見せており、1度目の面会の際にはデービッド・スターンズ編成本部長とともに日本を訪れ、2度目の面会は山本をコネチカット州の自宅に招いて行われた。コーエン・オーナーの自宅で行われた夕食会には、コーエン・オーナーとスターンズ編成本部長のほか、カルロス・メンドーサ監督やジェレミー・ヘフナー投手コーチも参加していたことが明らかになっている。

マルティノ記者は、山本争奪戦の現状について「ヤンキースとドジャースは非常にいいポジションにいる」とリポート。現時点ではこの2チームが山本獲得の本命と考えられている。一方、メッツについては「獲得の望みはある」としている。ほかにはレッドソックス、フィリーズ、ジャイアンツ、ブルージェイズが参戦しているとみられるが、フィリーズとブルージェイズに関しては「撤退気味」との報道も。ヤンキースとドジャースをメッツが追い、さらにそれをレッドソックスとジャイアンツが追う構図となっているようだ。

山本とメジャー各球団の交渉期限は日本時間1月5日午前7時。「年内には決まるだろう」という声が多く、クリスマスまでに決着することを予想する関係者もいる。一部では総額3億ドル以上の超大型契約になることも予想されているが、大注目の山本争奪戦はまもなく決着のときを迎えることになりそうだ。

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