今冬CB補強目指すローマ、ウニオンで燻るボヌッチ獲得へ?

半年でイタリア帰還が噂されるボヌッチ[写真:Getty Images]

ローマが、ウニオン・ベルリンのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ(36)の獲得に動いているようだ。

元々の選手層の薄さに加え、元イングランド代表DFクリス・スモーリングの負傷の長期化によってディフェンスラインに問題を抱えるローマ。さらに、年明けにはコートジボワール代表DFエヴァン・エンディカがアフリカ・ネーションズカップに参戦することが濃厚となっており、さらなる苦境に陥る可能性が指摘される。

これを受け、クラブは今冬の移籍市場でセンターバック補強を最優先事項としており、1人、あるいは2人の補強を画策している。

そういったなか、新たな獲得候補に浮上しているのが、初の国外移籍で苦戦する36歳のベテランDFだ。

紆余曲折はありながらも長らくユベントスの主力DFとして活躍したボヌッチは、クラブとの確執もあって昨シーズン限りで退団。そして、今シーズンからウニオンに加入した。

ここまで公式戦10試合に出場しているが、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)でのグループステージ最下位での敗退に加え、DFBポカール早期敗退、ブンデスリーガでも15位に低迷するチームにおいて個人としても苦しい日々が続いている。

イタリア『DAZN』のオラツィオ・アコマンド記者によると、ドイツの首都での生活に不満を抱くボヌッチはイタリア帰還に前向きな姿勢を示しており、今回ローマと代理人サイドの初接触で良い感触を得られれば、半年でのセリエA復帰の可能性は十分にあるようだ。

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