航海実習中に同僚に「死ね」と言い蹴る 女子生徒に手紙やSNSで不適切なメッセージ 沖縄県、教職員2人を懲戒

 沖縄県教育委員会は21日、同僚職員へのパワーハラスメントや、生徒に不適切なメッセージを送った教職員2人を懲戒処分にしたと発表した。

 南部地区の高校に勤める男性船員(36)は2023年4月から9月の航海実習中、同僚職員に複数回「死ね」などと発言。臀部(でんぶ)を蹴るなどの暴力も振るい、減給2カ月(10分の1)の懲戒処分となった。

 南部地区の中学校の女性教諭(46)は同年、私的なやりとりが禁止されているにもかかわらず、担任を務める学級の女子生徒に手紙やSNSで不適切なメッセージを送って精神的な苦痛を与え、戒告処分となった。

 半嶺満教育長は「被害に遭われた生徒の心のケアを行い、一人一人の教職員に対し、人権意識と規範意識の重要性について指導を徹底し、再発防止と信頼回復に努める」とのコメントを出した。

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