バスケ男子・一関工、8強へ一戦必勝 ウインターカップ

3年連続で出場する一関工

 バスケットボールの第76回全国高校選手権(ウインターカップ)は23日東京体育館などで開幕し、岩手県男子の一関工は同日の1回戦で高岡第一(富山)とぶつかる。3年連続6度目の挑戦で悲願の全国1勝をつかめるか。ベスト8を目標に一戦必勝で臨む。

 過去5度の出場はいずれも初戦敗退で、全国の高い壁に阻まれてきた。だが、決して悪い内容ではなく、昨年は3点差、一昨年は1点差で涙をのんだ。

 PF伊藤統真(3年)は「フリースローが入っていれば、という試合だった。ワンプレーの大事さを実感した」と振り返る。だからこそ、今年はフリースローを落としたら体育館をダッシュしたり、オフェンスリバウンドの意識を徹底したりするなど、一つ一つのプレーの精度を磨いてきた。

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