ジンベエザメやアセロラのかりゆしウエア 今年のグランプリに 高校生のデザインコンテスト 日進商会が商品化へ

 かりゆしウエアブランドのMAJUN(マジュン)などを展開する日進商会は19日、沖縄県糸満市内で「第5回学生かりゆしデザインコンテスト」の授賞式を開き、ビジネスシーンで浦添工業高校2年の知念美月さん、カジュアルシーンで西原高校3年の名嘉春香さんの作品をグランプリに選んだ。2作品を来年5月ごろに商品化し、県内の量販店などで販売する。

 知念さんの作品は「沖縄の美しい魚たち」。ジンベエザメやウミガメなど、海の生物がシックな色調で描かれている。知念さんは「海の生物と花の模様を織り交ぜたのがポイント」とし、受賞を喜んだ。

 名嘉さんは2021年に銀賞、22年に県工業連合会賞を受賞し、今回が3度目の入賞。「アセロラ」をテーマに、ポップな配色でアセロラの実や葉をリズミカルに配置した。名嘉さんは「若い方にもたくさん着てもらいたい」と話した。

 同コンテストはかりゆしウエアの認知度向上や産業の担い手育成を目的に、19年から開いている。(政経部・大川藍)

自分のデザインしたかりゆしウエアと並んで記念撮影する知念美月さん(左)と名嘉春香さん(右)=19日、糸満市内(日進商会提供)

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