ツィミカス、鎖骨骨折で長期離脱の疑い リヴァプールは左サイドバックの人材難に

写真:ロバートソンの穴を埋めていたツィミカス

現地時間12月23日に行われたプレミアリーグ第18節リヴァプール vs アーセナル(1-1で引き分け)の一戦で、リヴァプールのギリシャ代表DFコスタス・ツィミカスが鎖骨を負傷した。イギリス『スカイスポーツ』電子版が伝えている。

この試合の33分、アーセナルが右サイドから攻撃を仕掛けた場面で、ツィミカスはブカヨ・サカと縦パスを巡って競り合い、ピッチサイドにいたユルゲン・クロップ監督ともつれながら倒れた。クロップ監督はすぐに立ち上がったが、ツィミカスは右の鎖骨あたりを抑えながら苦悶の表情を浮かべ、そのままジョー・ゴメスと交代してドレッシングルームに引き上げ、病院に直行した。

試合後、クロップ監督がツィミカスの状態について次のように語った。

「コスタスの鎖骨の問題が大きな影を落とした。恐らく骨折していて、長期離脱となるだろう。他の課題についてはこれから見ていかなければならない。ロブ(アンディー・ロバートソン)の件もあるし、受け入れるのは難しい」

クロップ監督が言及したように、リヴァプールでは左サイドバックの主力だったロバートソンも肩を負傷して手術し、長期離脱中。ツィミカスが代役として躍動していたが、彼も離脱することで左サイドバックが一気に人材難に陥ることになった。

なお、クロップ監督も巻き込まれて転倒したが、彼自身は負傷を回避できたようだ。

「もちろん僕にも影響はあった。痛みはなかったし、コスタスも大丈夫だと思った。彼が再びフィットするためなら、喜んで私の鎖骨を差し出すよ。目の前でああいうことが起きて、それに巻き込まれるのはあまりカッコいいものではなかった。実際に何が起きたのか、自分が倒れたのかどうかさえ分からなかった。見ていて気分のいいものではなかったね」

また、競り合いの当事者だったサカは試合後に「彼が病院に行ったと聞いたので、謝りたい。酷い転び方をしてクロップ監督にぶつかった。ファウルだとは思わなかったから、前に走ることに集中していた」と謝罪した。

© 株式会社SPOTV JAPAN