ドジャース TJ手術明けのビューラーを慎重に起用していく方針

ドジャースは来季、トミー・ジョン手術から復帰してくるウォーカー・ビューラーに先発ローテーションの一角として期待を寄せている。しかし、「オレンジ・カウンティ・レジスター」のビル・プランケット記者によると、投球イニングに制限を設けるなど、ドジャースがビューラーを慎重に起用していく可能性があるようだ。ブランドン・ゴームスGMは様子を見ながら柔軟に対応する意向を示しているが、ビューラーがポストシーズンでも投げられるようにするために開幕を遅らせる可能性もあるとみられている。

ポストシーズン進出の可能性が高いドジャースの場合、投球イニング制限はレギュラーシーズンだけを対象とするのではなく、ポストシーズンでの登板も見据えたものになるはずだ。ビューラーが開幕からローテの一角としてフル稼働した場合、ポストシーズンの前に投球イニング制限の上限に到達してしまう可能性もある。プランケット記者は、それを避けるために「ドジャースがビューラーの開幕を遅らせる可能性がある」との見解を示している。

すでに山本由伸とタイラー・グラスノーを獲得して先発ローテーションのアップグレードに成功したドジャースだが、ビューラーの開幕を遅らせたり、投球イニングを制限したりするつもりならば、さらなる先発補強に動く可能性もある。長年のエースであるクレイトン・カーショウは肩の手術を受けて夏ごろまで投げられないため、FA市場やトレード市場で別の選択肢を探すことになりそうだ。

現時点のドジャースの先発ローテーションは、山本、グラスノー、ビューラーが3本柱を形成し、今季デビューして11勝を挙げたボビー・ミラーが4番手。5番手を実績のあるライアン・ヤーブローや若手のエメット・シーアン、ギャビン・ストーン、マイケル・グローブらが争う見込みとなっている。山本をいきなり中4日でフル稼働させることも考えにくく、ビューラーの状況も踏まえると、少なくともあと1人は計算できる先発投手の補強が必要かもしれない。

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