旬のモイカを堪能して 津久見市でフェスタ、11店が自慢の味提供【大分県】

「鮮度抜群のモイカをぜひ味わって」と呼びかける津久見市観光協会職員=津久見市中央町
旬のモイカがたっぷりのった「亀吉 津久見駅前店」のモイカ丼定食=津久見市中央町

 【津久見】津久見市で、旬のモイカ(アオリイカ)を楽しめる「津久見モイカフェスタ」が開かれている。漁師と漁協、料理人が連携し、市内11の飲食店で自慢の味を提供。抽選で食事券などが当たるスタンプラリーも催している。来年1月15日まで。

 モイカは秋から冬にかけて旬を迎え、強い甘みと独特な食感が特徴。同市は石灰石鉱山からのミネラル豊富な山水が海に流れるため良質な藻場が育ち、おいしいモイカが取れるという。

 フェスタは13回目。メニューは各店が腕によりをかけたランチや御膳、弁当などで、価格は1080~4070円(税込み)。

 市内中央町の「亀吉 津久見駅前店」はモイカ丼定食(税込み2100円)を用意した。半熟卵や小粒の魚卵をトッピングし、オリジナルのしょうゆだれが売り。他に刺し身(同1780円)や天ぷら(同1350円)なども味わえる。「イカの甘みを存分に感じられるはず」と田中祥大店長(36)。

 スタンプラリーはモイカ料理を食べ、市内の菓子店や土産店で500円以上の買い物をしてスタンプを集めると応募できる。

 市観光協会は「料理人が趣向を凝らしたさまざまなメニューが楽しめる。鮮度抜群な旬のモイカをぜひ堪能してほしい」と呼びかけている。

 問い合わせは同協会(0972.82.9521)。

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