王者ナポリの心臓…ジエリンスキは来夏インテル行きがほぼ確実? 来年2月頭までに契約交渉完了も

ジエリンスキのインテル行きが次第に近づく[写真:Getty Images]

ナポリとの契約を今シーズンで終えるポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)。来夏のインテル行きが現実味を増しているようだ。

セリエA最高峰のセントラルハーフ・ジエリンスキ。先日イタリアの市民権も獲得した東欧ポーランド生まれの29歳は、18歳からのプロキャリア全てをイタリアで過ごし、2016年夏加入のナポリでは通算351試合に出場する。

昨季は自身初のスクデットにも輝き、名実ともに王者ナポリの象徴たる存在の1人に。ところが、2024年6月までとなっている契約の延長意志がないことが浮き彫りとなっており、インテルとユベントスが来夏のゼロ円獲得を目指していると報じられる。

“ボスマン・プレーヤー”として他クラブとの契約交渉が解禁される2024年1月を控え、イタリア『カルチョメルカート』によると、現段階で獲得へポールポジションに立つは、実力者ゼロ円獲得のスペシャリスト、ジュゼッペ・マロッタ氏が最高経営責任者(CEO)を務めるインテルだ。

やはり現段階でもジエリンスキのナポリ退団意向は変わっていないようで、インテル側もすでに来夏のゼロ円獲得方針を最終決定。2月頭までに選手との契約交渉を完結させる目標を立て、水面下で動いているという。

インテルの具体的なオファーとしては、3年契約+延長オプション1年、年俸450万ユーロ(約7億1000万円)+ボーナス諸々…インテル以外にもジエリンスキ獲得に興味を持つクラブはたくさんあるものの、この水準のオファーを用意するクラブがないことは間違いないとみられている。

ナポリも“最後の説得”として、ここから再び契約延長を打診する運びとなるようだが、「サプライズ(=翻意)が起きる可能性はないだろう」と考えられている。

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