とちぎ女性活躍応援フォーラムで2企業が表彰 「女性活躍・働き方改革推進」で優れた取り組み

 女性の活躍や働き方改革を推進し誰もが輝ける社会を目指そうと、栃木県庁では12月25日にフォーラムが開かれ、優れた取り組みを行っている県内の企業が表彰されました。

 栃木県庁で開かれたのは「とちぎ女性活躍応援フォーラム」です。女性がより活躍できる社会を目指して栃木県などが開いているもので2023年で7回目になります。

 このフォーラムでは、栃木県内で女性活躍の推進や働き方の見直しなどに取り組む企業のうち、特に優れた取り組みを行っている2つの企業に、福田富一知事から表彰状が手渡されました。

 表彰されたのは、大企業部門で「足利銀行」、中小企業部門では機械・工具の総合商社「アラマキ」です。足利銀行では、時短勤務制度の利用者の拡充や、不妊治療のために最長2年間休職ができる制度を新設するなど、仕事を辞めることなくキャリアを継続できるよう支援を行っている事例が紹介されました。アラマキでは、誰もが休みをとりやすくするため、仕事をチーム制にする事例などが紹介されました。

 フォーラムでは講演も行われ「資生堂」で社内の女性活躍全般の課題や解決に取り組む山本真希さんが登壇しました。女性の従業員が約8割を占める資生堂ですが、育休・時短勤務などを受け入れるほか、他の従業員にしわ寄せがいかないよう、1人1人の事情を把握した上で、それぞれが責務をまっとうできる環境を作っていくことが重要だと話しました。

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