南足柄のCFNに特別清算開始命令 負債は34億2600万円 使い捨てカメラの加工業務で成長も

 帝国データバンク横浜支店によると、リサイクル事業を手掛けるCFN(南足柄市壗下)が東京地裁から特別清算開始命令を受けた。今月12日付。負債は34億2600万円という。

 1969年に創業した同社は事務用消耗品のリサイクルなどを展開し、使い捨てカメラの加工業務で成長した。デジタルカメラの普及で受注が減り、紙需要の縮小でリサイクル事業も低迷。2022年度の売上高は最盛期の3割ほどに落ち込み、3期連続の最終損失を計上していた。

 同年12月に会社分割によって新会社に事業を承継後、解散した。

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