大分FC、クラブハウス横にトレーラーハウス設置 CF支援金で導入【大分県】

除幕式でテープカットをする関係者=県サッカー協会スポーツ公園
クラブハウス横に設置された2基のトレーラーハウス。間はウッドデッキで連結している
トレーラーハウス内を見学する町田と窓から覗くニータン
トレーラーハウス内を見学する町田と窓から覗くニータン

 サッカーJ2の大分トリニータを運営する大分フットボールクラブ(FC)は、大分市松岡のクラブハウス横にクラウドファンディング(CF)を通じてトレーラーハウスを設置した。26日、現地で除幕式があった。

 トレーラーハウスはけん引可能な住居を指す。今夏に実施したCF第5弾の支援金(7256万2100円)を充てて3基を導入した。

 選手専用としてチームカラーの青色に塗装した2基を設置。それぞれ縦約12メートル、横約2.4メートルでエアコンと窓がある。ウッドデッキを置いて連結し、選手の食事や休憩室などとして利用する。

 大分FCの小沢正風社長が選手の環境整備が進んだことに感謝し、「大規模災害時は移動して避難所としても活用できる。クラブと県が密接に関わる先進的な取り組みになった」とあいさつした。

 残る1基(白色)は県サッカー協会が大会本部などとして活用する。大場俊二会長は「今後も未来を担い、世界に羽ばたける選手の育成に努めたい」と述べた。

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