2023年最後の知事定例記者会見 福田知事が選んだ漢字一文字は「果」

 福田富一知事は26日、今年最後となる定例の記者会見を開き、この1年を漢字ひと文字で振り返りました。

 福田知事が選んだ今年の漢字は、成果の「果」。

 2023年は新型コロナウイルスの5類移行に栃木県誕生150年。日光市でのG7関係閣僚会合の初開催、それに、国内では75年ぶりとなる路面電車が開業し、LRTライトラインが運行を開始しました。

 県内への観光客の動向を国の統計で見ますと、今年(2023年)1月から9月までの宿泊者の数は、約780万人で、コロナ禍前、2019年の同じ時期を8.7%上回りました。

 このうち外国人の宿泊者は、10月までの速報値で約36万1千人で、1年間の数で過去最多だった2019年の約35万4千人を上回る可能性が高くなっています。

 福田知事は、県内のこの1年であった出来事をひとつひとつ挙げ「県民一人一人が自分の役割をしっかり果たして大きな成果、結果を残すことができた」と成果の「果」に込めた思いを述べました。

 一方で、季節性インフルエンザの県内の感染者数は警報レベルが続き、新型コロナウイルスの感染も増加傾向にある中、福田知事は「基本的な感染対策をして年末年始を過ごしてほしい」と呼びかけました。

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