放課後デイサービス事業者 虚偽申請で不正給付【長野】

障害のある子どもを放課後預かるデイサービスなどを運営する県内の2つの事業者が虚偽の申請をして不正に給付費の支給を受けていたことが分かりました。
このうち「かがやきアカデミー」などを運営する「きらっと」は長野市と須坂市の合わせて4つの教室について、児童福祉法で決められた専門の責任者や保育士が確保できたように装って申請し、事業所の指定を受けていました。
長野市が指定・給付した3つの教室の給付費は合わせて1億7600万円に上り、長野市は経営者を長野地検に告訴しました。

また辰野町の「HOPE to the Future」も同様に虚偽の申請をして指定を受けていました。
県が指定した2つの事業所について今月中に指定を取り消す処分をします。

「きらっと」の代理人は取材に対し「行政の調査自体に間違があり、不当に法令を適用され指定の取り消しを受けた」と話し、県に対しては事業者指定の取り消しを撤回するよう求めています。

© 長野朝日放送株式会社