スパーズが更なる窮地…ロメロが約1カ月の負傷離脱へ

ロメロが約1カ月の戦線離脱へ[写真:Getty Images]

トッテナムのDFクリスティアン・ロメロが、約1カ月の戦線離脱を余儀なくされることになった。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

ロメロは23日に行われたプレミアリーグ第18節のエバートン戦に先発出場。しかし、左ハムストリングを痛めてハーフタイムに負傷交代していた。

当初の報道では予防的な意味合いでの交代との見方もあったが、28日に行われる第19節ブライトン戦に向けた公式会見に出席したアンジェ・ポステコグルー監督は、同選手がハムストリングの肉離れで4~5週間程度の離脱になることを認めた。

「彼の状態は良くない。検査を受け、4、5週間離脱することになった」

「他のみんなは無事に乗り切った。各自、身体に若干の痛みはあるが、とにかくここ数日は、ある意味、より楽なトレーニング週間を過ごしていた。彼以外の全員は大丈夫だ」

厳しい日程の中で新たにディフェンスリーダーを失う緊急事態となったが、同じく離脱中のDFミッキー・ファン・デ・フェンに関しては来月中の復帰の可能性を認めている。

「私は以前、プレーヤーの回復プロセスについてプレーヤーの意見を受け入れないと話した。ただ、彼は復帰に近づいている。おそらく1月中にピッチ上で会えるはずだ。バーンリー戦ではなく、(1月)14日のマンチェスター・ユナイテッド戦の可能性があると思う」

「だが、繰り返しになるが、我々と一緒にトレーニングしているのを見るまで、復帰の日程を認めることはない。彼は今週このグループに加わる予定ではなく、週末までに様子を見ることになるだろう。彼らがグループでトレーニングを開始したら、いつ参加できるかを検討する。ある時点、つまり1月中旬には間違いなく彼が出場できると思うが、そのとき我々が彼をどう使うかは、これほど長い不在の後、彼がどこにいると我々が感じるかによって決まるだろう」

さらに、ロメロの離脱でより緊急性が増したセンターバックの補強に関しては、右利き、左利きに関わらず、チームにとって適した人材の獲得が重要だとの見解を示している。

「私は左サイドまたは右サイドのセンターバックのシナリオにそれほど多くのストックを投入していない。我々にもう少し厚みを与え、それを変える能力を提供できるそのポジションに別のプレーヤーが必要だ。左利きか右利きかは問題ではなく、プロフィールと特徴が重要だ」

「我々は今年の初めに左サイドのセンターバックを探していたわけではなく、たまたまミッキーが完璧なセンターバックだっただけだ。たとえもう一人左サイドのプレーヤーがいたとしても、私は彼と契約していただろう。適切なプロフィール、適切な特性を見て、利用可能なものを確認し、そこから始めることが重要だ」

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