山本の入団会見 「本当の意味で憧れるのをやめないといけない」

日本時間12月28日、ドジャースと12年契約を結んだ山本由伸の入団記者会見がドジャー・スタジアムで行われた。冒頭、山本は英語で「マイ・ネーム・イズ・ヨシノブ・ヤマモト」と挨拶。「歴史のある球団の一員になることができて本当に嬉しいですし、ロサンゼルスを自分の新しいホームと呼べることが、自分にとってどれほど大きな意味を持つのか、言葉では言い表せません」と語った。会見にはスタン・カステン球団社長、デーブ・ロバーツ監督、ブランドン・ゴームスGMも同席していた。

印象的だったのは、ワールド・ベースボール・クラシックの決勝戦の前に大谷翔平がクラブハウスで日本代表のチームメイトに対して語った言葉を引用し、「今日からは本当の意味で憧れるのをやめなければいけません。自分自身が憧れてもらえるような選手になることを目指します」と語ったことだ。自分は今日からメジャーリーガーになる。そんな強い決意がうかがえた。

移籍先をドジャースに決めた理由については「勝ちたい、勝ち続けたいという気持ちが大きかった」とコメント。ドジャー・スタジアムを訪れた際に大谷から「悔いのない決断を」と声を掛けられたことも明かし、各チームと面会をするなかで、勝利への強い想いを感じたドジャースを移籍先に選んだ。

大谷のドジャース移籍が決断に与えた影響については「大谷さんが他のチームを選んでいたとしても、僕はドジャースを選んでいたかなと思う」とコメント。ただし、「大谷さんは日本人選手としてだけでなく、メジャーのなかでもトップの選手だと思っているので、大谷さんがドジャースを選んだというのは、決断の理由の1つにはなった」と付け加えた。

12年3億2500万ドルという高評価を受けたことについては「本当にすごく高く評価していただいた。その期待を裏切らないように、全力で頑張りたい」とコメント。「メジャーは目指していたところなので、ついにここまで来られたという嬉しさもあるが、これから本当に厳しいことがたくさんあると思う。もっと頑張らないといけないと心から思っている」とメジャーの舞台での活躍を誓った。

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