ブルージェイズが便利屋のカイナー=ファレファと2年契約で合意

MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、ブルージェイズはヤンキースからFAとなっていたユーティリティ・プレーヤーのアイザイア・カイナー=ファレファと2年1500万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ブルージェイズは今オフ、ウィット・メリフィールドとマット・チャップマンがFAとなっており、内野が手薄に。二塁と三塁には実績不足の若手か伸び悩む中堅しかしないため、カイナー=ファレファもレギュラー争いに加わることになりそうだ。

現在28歳のカイナー=ファレファは2018年にレンジャーズでメジャーデビュー。メジャー3年目、短縮シーズンの2020年には三塁手としてゴールドグラブ賞を受賞した。2021年シーズン終了後、2度のトレードでツインズを経てヤンキースへ移籍し、今季は113試合に出場して打率.242、6本塁打、37打点、14盗塁、OPS.646を記録。デビュー当初は捕手と内野手を兼任するユーティリティ・プレーヤーだったが、今季は初めて外野の守備にも挑戦し、メジャー初登板を含む4度の野手登板も経験した。

ブルージェイズはケビン・キアマイアーと再契約を結んだことにより、外野のレギュラーは左翼ドールトン・バーショ、中堅キアマイアー、右翼ジョージ・スプリンガーで確定。一方、内野のレギュラーは一塁ブラディミール・ゲレーロJr.と遊撃ボー・ビシェットしか決まっておらず、カイナー=ファレファはデービス・シュナイダー、キャバン・ビジオ、サンティアゴ・エスピナル、アーニー・クレメントらとレギュラーを争うことが予想される。

もしレギュラー争いに敗れたとしても、内外野の多くのポジションを守ることができるカイナー=ファレファはブルージェイズにとって貴重な戦力となるに違いない。二塁と外野を兼任していたメリフィールドの後任ということになりそうだが、三塁手補強の動向次第では、チャップマンの後任として三塁のレギュラーを務める可能性もありそうだ。

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